ＡＫＢ４８が、グループで５番目となる「チーム８」を新たに発足させると２３日、発表した。４７都道府県でオーディションを開催し、選ばれた代表４７人の中から、３月下旬に正規メンバーを決定する。チーム８は既存のグループとは違い、全国行脚公演中心に活動する「会いに行くアイドル」形式となり、５月にお披露目される。

　東京ドームシティホールでのライブイベント「リクエストアワー」の初日公演で発表された。

　昨年大ヒットしたＮＨＫの朝ドラ「あまちゃん」では、『地元』をもじった地方出身者によるアイドルグループ「ＧＭＴ」が物語を盛り上げた。そもそも「あまちゃん」でヒロイン・アキが上京して常設劇場でアイドルを目指す設定は、ＡＫＢをモチーフにしているとされる。今回はＡＫＢが「あまちゃん」を“逆輸入”し、「あまちゃん方式」を採用して、チーム８を結成することになる。

　秋葉原の劇場を拠点にしたＡＫＢの基本コンセプト「会いに行けるアイドル」に対して、初の「会いに行くアイドル」となるチーム８。オーディションは、４７都道府県で現地テレビ局の主導のもと実施し、２４日から応募がスタート。地方予選を勝ち抜き、選ばれた代表１人、計４７人の候補の中から、正規メンバーを選出する（人数は未定）。

　活動拠点は東京。早くも１１月からの全国ツアーが決まっている。

　チームのコンセプト、メンバーの選出方法など、全てが新しい考え、方式のもとに結成されるチーム８。開演前に会見したＡＫＢグループの総監督・高橋みなみ（２２）は「新しいＡＫＢ４８の形として期待感があります。若い力は必要。一歩踏み出して、チャンスをつかみにきてほしい」と未来の後輩にゲキ。卒業を発表しているエースの大島優子（２５）も「全国から精鋭が集まるチーム８なので、日本が盛り上がるといいな」と後継者を待ち望んだ。(後略)

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